自動販売機で売れるものと売れないものの違いとは

自動販売機で扱う商品選びのコツ

コロナ禍で変わる自販機への需要

現金を投入する、または電子マネーカードをタッチする決済方法で、冷たい飲料や温かい食事など、さまざまな商品を手軽に購入できる自動販売機。
たばこや券売機などを含めると、日本国内で420万台以上設置されています。
電源を必要とするため、近年になってからの発明品のイメージがありますが、実はその起源は古代エジプトまで遡ります。
紀元前215年ごろに、寺院におかれていたといわれる聖水販売機が由来と言えるでしょう。
もちろん、この頃に電気というものはありません。
どういった仕組みだったかというと、硬貨を投入すると、その重みで中に設置された受け皿が傾くので、元に戻るまでの間だけ蛇口から水が出るというものでした。
テコの原理を利用した世界最古の自動販売機です。
現在の様な形態の自動販売機が登場したのは、産業革命下の1800年代後半、イギリスにおいてでした。
1857年、セミアン・デンハムが、1ペニーコインを入れると切手が出てくる自動販売機を発明し、特許を取得しています。
また、1925年、ウィリアム・ロウは、現在の様な、異なる値段の商品を選んで購入できる自動販売機を制作しています。
日本で自動販売機が作られたのは1888年、俵谷高七によって発明されたたばこの自動販売機でした。
一般に普及するようになったのは、戦後、1960~70年頃とされ、その後、日本の技術力を駆使し、温かい飲み物と冷たい飲み物を1台でまかなえる世界に例を見ない自動販売機の開発へと発展していったのです。

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