ただ置くだけでは売り上げは上がらない

自動販売機を設置するためには
自動販売機を設置するには、中古で機械を購入し、商品の仕入れも、補充も自分で行うという方法もありますが、一般的ではありません。
多くの場合、自動販売機の設置とメンテナンス、商品の補充までを行うオペレーション会社に依頼して設置してもらいます。
会社に委託するのであれば、場所と電源の提供をするだけでOKです。
電気代としては月に4から5千円程度、設置する側の取り分は商品価格のおよそ2割くらいですから、月に5万円の売り上げがあれば収入は1万円となります。
そこから電気代を差し引けば5千円の利益、という計算になります。
ただし、オペレーション会社の方も売り上げが上がらない場所に機械を置いておくことは採算性が見込めないため、設置自体を断られることや、設置したものの思うように売り上げが上がらないため、撤退してしまうということもあります。
売れる商品と売れない商品
当然ですが、売れる商品と売れない商品は出てきます。
理由は、季節が関係したり、消費者層と商品のラインナップにズレがある、また、根本的に人通りが少なく、需要そのものが低いなど様々。
ドリンク商品の場合は、オペレーション会社側で、季節によって冷たい飲み物を多くし、温かい飲み物を加えたりと、季節によって切り替えを提案してくれたりします。
自動販売機を設置する際、飲料系の自販機にするか、食品系の自販機にするか等、販売する商品のジャンルは設置する側で決める必要があります。
その際、確認しておく必要があるのは、近辺に同じような自販機が無いか、コンビニなど、競合になる店舗が無いか、ということでしょう。
ドリンクの自動販売機が乱立している中でドリンクを選べば、競争が激しくなってしまいます。
そのうえで、ターゲットになりうる人の年齢層や嗜好についても予測すると、商品ラインナップのヒントが見えてくるでしょう。